● イタリアンカーフを使用したカスタムへヴィチョーカーとリストバンド、レッグハーネスそして専用チェーンのフルセット。
チェーンスレイブシリーズのコンセプトは、ハードコアな拘束感です。そのために、アイテムによって、最適な素材をチョイスしました。特に、へヴィチョーカーは1/1世界のムチウチ症になった時の治療コルセットのように一体整形にして、クールガールの襟元から首にかけての曲線にフィットさせたかったので、縫製で複数のパーツを合わせるのでは曲線美がでないため断念しました。
このため、一枚革でそれも非常に柔らかいカーフ素材を探さなければなりませんでした。通常、カーフというのは、ブーツやバッグなどに使われる生後まもない子牛の革で、シボの無い緻密なレザーのことです。この中からさらに、柔軟に伸びるカーフを探さなければなりません。
ストレッチレザーのようなフェイクレザーなら、どうという事は無いのですが、本革のカーフとなると一般に厚く硬いので苦労します。結局、リストバンドやレッグハーネスのカーフとはまったく別の、ロイヤルカーフが候補となり、その1枚革の中で最適な部分を選んで裁断し、創り上げたわけです。見た目は、カーフのハードな質感ですが、実際には、柔軟性がありクールガールの首にぴったりとフィットします。
次に、リストバンドとレッグハーネスですが、実用性を考えると、拘束リングの数と取り付け位置の決定に苦労しました。正面から見て、ベルトとバックル、そしてリングが一番美しく見える角度を維持して、かつ拘束したときに自然な位置に来るようにリングの取り付け位置を決めるのは、試行錯誤して失敗を繰り返すしかありませんでした。
その甲斐あって、リストバンドは、両手を拘束するための内側のリングと、壁やポールなど繋ぐための外側のリングの2箇所。レッグハーネスは、どうしても、アニメの囚人のイメージのように錘(おもり)をつけて、遊べる?ようにしたかったので、後方リングを追加して、結局3箇所。これらを、それぞれ最適な位置に配置してあります。ですから、お使いになるときに、その実用性を感じていただけると思います。
チェーンスレイブのシリーズでは、拘束が目的のアイテムである以上、各リングの取り付け強度にも配慮しています。どうしても、チェーンの脱着が頻繁になるので、ハトメでしっかり固定しています。これなら、クールガールといえども、絶対に外して逃げられないでしょう。(^o^)
最後に、意外と苦労したのが、チェーンです。ハードコアでかつグリッターなイメージのもの…。それが、今回付属するチェーンです。これに、頻繁な脱着に便利なように引き輪をチョイス。見た目はもちろん、直接リングにチェーンを繋ぐほうがリアルですが、実用性を考えるとやはり不便なので。もちろん、取り外せますから、お好みで、使い分けていただけます。
チェーンスレイブのハードコアなコンセプトイメージから、リベットや、ハトメのメタルパーツを多用しますが、これらはすべて一つ一つ丹念に手作業で打ち込みないし、溶着作業をおこなっています。
工業製品のようにサイズ形状が一定ではないハンドメイドの革工芸品では、どうしても一品ごとに形が違うためすべて、現物あわせで一つずつメタルパーツを最適な位置に取り付ける必要があります。このため、パーツの仮配置、位置決めそれから本番作業ととにかく、時間がかかりますが、そのぶん、一つずつ手作りの良さを感じていただけるのではないかと思います。
今回、リベットパーツの調達に苦労したため、長らくお待たせしましたが、(アクセサリー開発記)これからは、このページの商品写真にあるような他のアイテムも次々とリリースしていきますので、お気に入りのフィギュアにピリッとしたアクセントを利かせてくれる、これらのアイテムをぜひご利用ください。