フィギュアカスタムの解説



     

ホットトイズのキャットウーマン、セリーナ・カイルを裸に解体したらどうなるか?

ホットトイズのブラックウィドウとビザールクイーン




2013年7月発売のキャットウーマン、セリーナ・カイル。このパッケージで届きます。2013年7月発売のキャットウーマン、セリーナ・カイル。このパッケージで届きます。定価は19,800円。
蓋を開けると、キャットウーマンのキスマークが!蓋を開けると、キャットウーマンのキスマークが!
カバーを外せば、キャットウーマンとご対面!正面のカバーを外すと、キャットウーマンとご対面!
ブリスターを外して、セリーナカイルの素顔が見えます。ブリスターパックを外して、セリーナ・カイルの素顔が。マスクは装着されていません。

クリックすると拡大します。

キャットウーマン、セリーナ・カイルのリアルな1/6フィギュアがホットトイズから発売!

     ホットトイズから、バットマンシリーズ映画『ダークナイト・ライジング』でアン・ハサウェイ演じるセリーナ・ カイル(キャットウーマン)の1/6フィギュアが先月7月末に本格的に出荷されました。もうすでに、予約されてこの待望のキャットウーマンをゲットされた方も多いでしょう。2013/8/22の時点では、ヤフオクで18,000~21,000円の範囲が相場のようです。これ以上の法外な値段のものを焦って買わないように注意しましょう。

やっぱり、何といってもこのヘッドでしょ!

     トップページに掲載した超どアップのキャットウーマンの顔。これをご覧いただけば、一目瞭然。量産ヘッドでここまでリアルに描くか!?ホットトイズの気合の入り方はハンパではないのが、感じられます。白目の血管、瞳の虹彩、まぶたの粘膜など、肌の粒子具合もスゲェわ。とにかく、カスタムヘッド並みの凄くリアルなペイントが施された、今回のキャットウーマンにはこのフィギュアにかけるホットトイズの意気込みが強く感じられます。各工場のトップペインターを選抜した特別SWATTチームによるペイントだったりして、、、

それでは、順を追ってレポートしていきますよ~!

キャットマスクを装着したキャットウーマンと素顔のキャットウーマンの比較。両方良いが、映画のイメージを追及される方は、やはりマスク装着の方がいいかも!キャットマスクを装着したキャットウーマンと素顔のキャットウーマンの比較。両方良いが、映画のイメージを追及される方は、やはりマスク装着の方がいいかも!
ブラックウィドウの精悍なスタイルぴったりの美ジャケットがハードボイルドにキマル!360度から見た、キャットウーマンの外見。360度から見た、キャットウーマンの外見。
ブラックウィドウの超リアルヘッドこちらは、着替え中のブラックウィドウ!タイトなキャットスーツの反発力が強く、ポーズをつけても押し返されてしまい、これくらいが通常のポーズ限界です。タイトなキャットスーツの反発力が強く、ポーズをつけても押し返されてしまい、これくらいが通常のポーズ限界です。
キャットウーマンの左:背筋直立 中央:横から見た前屈姿勢 右:同じポーズを正面から左:背筋直立 中央:横から見た前屈姿勢 右:同じポーズを正面から

クリックすると拡大します。

キャットウーマン、セリーナ・カイルをまずは取り出して検証してみる。

     パッケージから取り出して、ひとまず眺めてみると非常に映画のイメージ通りに、よくできてるなぁ~というのが率直な感想ですね。ちなみに、左のキャットウーマンはマスク装着時に、ベルトが180度回転したらしく、前後ろ逆に! トホホ、、、右のベルト位置が正しいです。このベルトは、動きを制約しないように配慮されてるらしく、ガバガバ。くるくるウエスト周りを回転してくれます。飾るときには、ベルトの向きをしっかり確認してください。このページ用に撮影した写真は、撮影後の編集時に気付いたので後の祭り、、、ほとんど前後ろ逆の状態ですので、ご容赦を!

     それでは、まずは各部の動き具合を見てみましょう。基本的には、ボディ自体は可動範囲が広くポーズをとれるのですが、キャットスーツが非常にタイトなため、その反発力で押し返されるので結局、この程度の角度が精一杯です。このキャットウーマンのキャットスーツは、非常に薄く良く伸びる素材で、縫製も丁寧です。同じ1/6縫製をしている私どもから見ても、量産品でも、このキャットウーマンは、とてもよく出来ているなあと感心します。手触りで判断すると、かつての海外製品のような、経年変化による劣化は無いような気がしますが、こればかりは何ともいえませんね。

     ただ、惜しいことに、反発力の強さが裏目にでて、一般的なポージングと同様に、前屈姿勢もほとんど直立状態と変わらないのがツライ、、、まあ、キャットスーツを着せたままでポージングする以上は、ある程度の制約は、あきらめるしかなさそうです。

ブラックウィドウの足元精悍でセクシーなキャットウーマン、セリーナ・カイル。精悍でセクシーなキャットウーマン、セリーナ・カイル。
キャットウーマンのベルトを外します。キャットウーマンのベルトを外します。
なるほど、タイトな着こなしにするためブーツ、手袋に重なるキャットスーツの生地を省略したわけですね。なるほど、タイトな着こなしにするためブーツ、手袋に重なるキャットスーツの生地を省略したわけですね。
ジッパーを下げて誘惑するキャットウーマン!ジッパーを下げて誘惑するキャットウーマン!
まずキャットウーマンの両腕を外します。まずキャットウーマンの両腕を外します。
キャットスーツは下へ脱がせます。キャットスーツは下へ脱がせます。
何じゃこれ、婆シャツが!何じゃこれ、婆シャツが!
婆シャツを着たキャットウーマンの正面図!婆シャツを着たキャットウーマンの正面図!
同じく、婆シャツを着たキャットウーマンの後姿の図!同じく、婆シャツを着たキャットウーマンの後姿の図!
よく伸びるので、そのまま婆シャツは下へ脱がすことが出来ます。よく伸びるので、そのまま婆シャツは下へ脱がすことが出来ます。
アンダーバスト部分で2分化されたキャットウーマンのシリコンボディ。アンダーバスト部分で2分化されたキャットウーマンのシリコンボディ。
ヒップから太腿の付け根あたりは、形状的にちょっとキツイかも。ヒップから太腿の付け根あたりは、形状的にちょっとキツイかも。

クリックすると拡大します。

ホットトイズのキャットウーマンを解体する

いよいよキャットウーマン、セリーナ・カイルを裸に解体する!

     それでは、いよいよ、キャットスーツを脱がせてホットトイズの最新キャットウーマンのボディはどうなっているのか見て行きましょう。キャットウーマンでは、ベルトはノッチはめ込み式なのでベルトを切らなくても外せます。このとき、気付いたのですが、ベルトの内側にまでビニールをかぶせてました!たぶん、キャットスーツにゴム同士が化学反応して癒着しないように予防するためかも、、、

     まずは、ブーツを脱がせます。これは、クールガールと同じ方式で、ヒールパーツにブーツ生地を被せるタイプです。したがって、ブーツを脱がすとご覧のように、足首が無い状態になってしまいます。手袋はこれまた、クールガールと同じく、レザーの質感で着色した手首にアームカバーを被せるタイプ。いったん、手首を外してから脱がせます。

     なるほど、タイトな着こなし感にするために、あえて重ね着をさせないで、ブーツやアームカバーに重なる部分はキャットスーツの生地を省略したわけですね。まあ、衣服としてのリアルを飽くまで追求する方には、不満があるかも、、、一見、ウェットスーツみたいですが、見た目のリアルを追求するには重ね着により、少しでも厚ぼったくなるのを避けたいワケで、現実的な手法だと思います。

     ブーツも、ヒールパーツ一体方式で、スリムなブーツ形状を再現したわけで、もし、足パーツに、1/1同様ブーツを履かせるとしたら一回りデカくなり、厚ぼったいキャットブーツになってしまったでしょう。この点は、量産品の泣き所ですね。一品作りのリアルブーツでないと足パーツにフィットしたシャープなブーツ形状は実現できないという非常に技術的に困難な部分です。

     さて、これで、いよいよお待ちかね!キャットスーツを脱がせますよ~。まずは、腕パーツを外してから上半身から順に、下ろしていきます。タイトなキャットスーツですが、特に難しくはありません。快調に脱がせていくと、なんとセクシーなキャットスーツの下から出てきたのは、素っ気無い白ニットのマブイ、、、婆シャツだぜぇぇぇぇ!(と、気絶。。。。  ハイ、どうやら色移り防止用と思われる単なる実用に徹したインナー、、、既に、しっかりとキャットスーツの色が黒く滲みこんでいましたぁ!

     あきらかに、以前解体した、初版のブラックウィドウのボディとは設計が異なりますね。上腕あたりの設計が異なります。それじゃ、いよいよ婆シャツも脱がせてオールヌードにして見ます。非常に、進化したボディであることは確かですが、ホットスタッフの関節の無いシームレスボディに見慣れてしまうとどうしても、関節パーツが気になってしまいます、、、 右足付け根には、残念ながら既に色移りがあり、おまけに、着せ付けるときに無理に着せたらしくシリコンゴムがめくれた状態で固定されたようです。ご覧のように、薄黒く変形してしまってます。

     ボディ形状は、基本的にバスト部分のシリコンパーツとアンダーバストからウエストまでの部分のシリコンパーツの2ピース。キャットスーツを脱いだオリジナルボディは、素晴らしい可動性がありますから、さまざまなポージングが可能ですよ。でも、あいにく、タイトなキャットウーマンのウェアでは、せっかくの可動性を生かしきれないのが、実に惜しいデス!

     いやぁ、実にスリムな美人ボディを持ったホットトイズのキャットウーマンであることがわかりました。アン・ハサウェイに似てるかどうかは、意見が二分されているようですが、あんまり難しく考えずに単純に、セクスぃ~!と、言いながら眺めるのがいいでしょう。ぜひとも、一体はゲットする価値がありますので買って遊んでくださいね。

キャットウーマン、セリーナ・カイル + ビザールクイーンキャットウーマン、セリーナ・カイル + ビザールクイーン
リアルレザーの凄みのある光沢がキャットウーマンにぴったり!リアルレザーの凄みのある光沢がキャットウーマンにぴったり!
キャットウーマンのオリジナルボディにもビザールクイーンはピッタリ!キャットウーマンのオリジナルボディにもビザールクイーンはピッタリ!

クリックすると拡大します。

キャットウーマン、セリーナ・カイルの1/6フィギュアがホットトイズから発売

キャットウーマン、セリーナ・カイルにビザールクイーンを着せてみる!

     まずは、キャットスーツを脱いだホットトイズの裸のキャットウーマンの純正ボディは、結構、スリム美女だったんですね。裸にしたオリジナルボディに、そのままビザールクイーンのレース付きリアルレザーのブラを着せたキャットウーマン。このセクシーな姿を見たら、ホットトイズのキャットウーマンを買わないと損ですよ~。と、言いたくなります。それにしても、リアルレザーのシャープな光沢感には、合成レザーには無い本物の凄みを感じてシビレマス!